2024年5月26日 北海道 ③-1 苫小牧市(ウトナイ湖)

 北海道遠征の3日目です。札幌市から苫小牧市へ移動し、最初の訪問地はウトナイ湖です。

ウトナイ湖はラムサール条約登録湿地で、バードウォッチングの要の場所です。一番の見ごろは真冬なのですが、初夏も多くの鳥が見られる場所として知られています。

まずは、野生鳥獣保護センターからネイチャーセンターまでの湖岸を歩きます。

ここでもにぎやかなのはセンダイムシクイとキビタキ。時折ツツドリが鳴いています。


林の木々の背丈が低いせいか、今まで声だけだったセンダイムシクイが観察できました。

房総では冬季おなじみのアオジの姿も。房総では見られない囀りも新鮮です。

ウトナイ湖で期待していたのは草原の鳥たちです。
車をネイチャーセンター前に移動し、草原の鳥たちを探すことに。
「シマアオジの小径」を進み「草原の観察小屋」を目指します。
今回一瞬だけ観察できた北海道の人気者シマエナガ。
撮れたのはこのカットだけ。子育て中なのでしょう。すぐに森の中へ消えていきました。
林の中を進むと、オオジシギの大きな声が聞こえてきます。ディスプレイフライトを盛んに行っているようです。 が、姿は木々に隠れてどこからも見れません。草原も散策路からは見ることができず、「草原の観察小屋」に到着しました。
中に入り観察窓を開けてみると、そこには!
窓の前に木々が生い茂り、ほとんど観察できません。なんなんだここは(怒)
満開のズミの木にシマリスがいたのが救いです。
ならばと、「湖岸の観察小屋」を目指すことに。
途中「イソシギのテラス」付近の開けた場所で、ようやく草原が見えるようになりました。
上空で大騒ぎしているのはオオジシギです。



素晴らしい光景です。でも少し遠い。「湖岸の観察小屋」なら近くで見れるかもと、急いで移動。到着して驚いたのは観察窓全てが湖側なこと! 反対側が見たいのに!
ウトナイ湖の上を1羽のオジロワシが勇払方面に飛んでいきます。後ろ姿だけ。

かろうじて横の窓から草原方向を見ると、かなり遠くにノビタキやホオアカの姿が見えます。


これが精いっぱいです。 ノゴマは見当たらず。
また「イソシギのテラス」付近に移動。
オオジシギを観察していましたが、しばらくすると全く出なくなってしまいました。
ネイチャーセンターに戻りスタッフの方に話を伺いました。
オオジシギは多くみられるがウトナイ湖では飛翔後草むらに入ってしまうので木に止まる姿は見られない。
ノゴマはいるはずだが見ていない。ノゴマは早朝活動する。
チュウヒも見られるが、対岸なのでかなり遠い。
カッコウは今日初めて鳴声を聞いた。
「シマアオジの小径」とあるがシマアオジはかなり前に姿を消した。今は稚内方面に行かないといないのでは?
という事でしたので、次の目的地の勇払へと移動することにしました。



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