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3月, 2024の投稿を表示しています

2024年3月31日 神奈川県 城ヶ島

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 海鳥観察の名所、城ヶ島に出かけました。最近千葉県先端でクロアシアホウドリが見れたとの情報もあり期待していました。外洋性の海鳥は海風になる南寄りの風の日が期待できるそうです。この日は南西風で期待できそう・・・でしたが、強風+波浪注意報で、観察できる場所は波しぶきが著しく、のんびり海鳥を待つような状況ではありませんでした。バーダーさんは2名のみ。1名は波しぶきのかからないかなり後方から。もう1名は波しぶきがかかる場所で頑張っておられました。 海を見渡すと たくさんの水鳥が! オオミズナギドリです。やや岸近くを広範囲に飛び回っています。あまり密度は高くありません。他にはウミネコがまばらに飛んでいます。 島の西側(城ヶ島灯台)付近でしばらく観察しましたが、他の鳥は見当たらず、波しぶきもすごいので、島の東側(城ヶ島公園)へ移動。こちらは崖の上からの観察になりますが、観察できたのはオオミズナギドリだけ。広範囲にいるようですが、密度は西側よりかなり少なくなりました。 上から見下ろす感じ。写真はかなり集まってきた一瞬です。 ということで。もう少し気象状況を考えて来るべきと、反省して早々に撤退!

2024年3月29日 千葉県南房総市 乙浜漁港

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 乙浜漁港にオオハムとシロエリオオハムがいるとの情報を3月28日に頂きました。翌日は嵐のような天候でしたが、午後になって晴れ間も出てきました。出会ったことのない鳥で、「居ても立っても居られない 明日まで待てない」と、仕事を少し早めに切り上げ現場に駆け付けました。外海は大しけです。漁港内を見渡すと、先に着ていた妻が車内から何かを撮影中!急いで近くに車をまわすと岸壁近くに2羽の水鳥が! オオハムとシロエリオオハムです。 手前がオオハム、後ろがシロエリオオハムです。 別行動のシロエリオオハムが1羽いましたが、体に油が付着しているようです。まずはこの個体から。 カニを捕まえて食べていました。 こんな行動も。 元気に北に旅立てれば良いのですが、少し心配です。 こちらは通常の個体。 まずはオオハムから。 こちらがシロエリオオハム。 後から気が付きましたが、どうやら漁港内を広く巡回しているようで、この時はどんどん離れて行ってしまいましたが、2時間ほどで最初に見つけた場所に戻ってきました。 これ以外に出会えたのは、ウミアイサのオス1羽、アカエリカイツブリ(港内に5羽ほど)、カンムリカイツブリ(港内に10羽ほど 1羽は夏羽)でした。 ウミアイサ アカエリカイツブリ 初見初撮りの2種を間近に見れて感激ですが、この2種も夏羽はとても美しくなりますのでいつか見てみたいものです。

2024年3月21日 千葉県九十九里町~鴨川市 ①片貝港

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 強風波浪注意報がでて、外房の海は大しけです。こんな時は外洋の鳥が港内に入ったりするので、外房の九十九里町から鴨川市の港巡りをしてみました。 初めの探鳥地は九十九里町の片貝港です。奥の小さい漁港内にはキンクロハジロとホシハジロが多くみられ、ヒドリガモも少し混ざっていました。写真はホシハジロ。 作田川の河口付近ではスズガモの姿も見られます。 大きな漁港の中にはカンムリカイツブリがぽつぽつと。かなり夏羽になってきているのできれいです。 中堤防横の小さな砂浜では1羽のミヤコドリが。若鳥のようです。北帰行中に群れからはぐれたのでしょうか? 怪我でもしているのは?と思いましたがその後元気に飛び立っていきましたので一安心。 南堤横の砂浜では10羽ほどのミユビシギが、波打ち際で採食中です。 このあたりになると波風の影響も大きくなってきます。波の上を飛ぶ10羽ほどの鳥が・・・クロガモです。 大きな波が来ると一斉に潜ってやり過ごす行動がよく観察できました。南堤と北堤の間は波も穏やかで、クロガモたちもゆったりしており、比較的近くで観察させてくれました。 上空をオナガガモの群れが北に移動しています。降りることなく過ぎていきました。 数羽のシギが横切っていきます。トウネンのようです。 クロガモたちを見ていると時間を忘れてしまいますが、他の鳥との出会いを期待して移動することにしました。次の漁港を目指して南下していきます。 クロガモ

2024年3月21日 千葉県九十九里町~鴨川市 ②一宮川河口・太東漁港・大原漁港・御宿漁港・浜荻海岸

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 しけの外房海岸巡り。片貝港から南下して行きます。途中国道から一宮川河口に多くの鳥が浮いているのが見えたので覗いてみると、100羽ほどのスズガモの群れ、そのほかクロガモ数羽(睡眠中)、ヒメウ1羽、カンムリカイツブリ2羽を確認。カンムリカイツブリは夏羽個体と冬羽個体。大き目のボラ?と格闘中です。 次に立ち寄ったのは、太東漁港。堤防外の荒波の中10羽程のクロガモを確認。港内に目を向けると見慣れないカイツブリの仲間が・・・ アカエリカイツブリです。(千葉県では初見) 2羽で行動しているペア?の他に単独行動の1羽を確認。 続いて、大原漁港へ。 ここでも間近にアカエリカイツブリが。港内に3羽を確認。そのうちの1羽はヒドリガモと行動していました。 御宿漁港でも1羽のアカエリカイツブリが、岸壁近くで。 どんどん南下し、勝浦・松部・鵜原・天津などに立ち寄るもどこも鳥影はほとんどありませんでした。 浜荻の海岸では、居残りのヒドリガモと若干のカルガモ、ウミネコ。岩場にはコチドリが3羽。もう春です。

2024年3月9日 群馬県太田市(利根川河川敷)

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 長野県1泊旅行の帰りに、ちょっと(かなり?)寄り道して群馬県伊勢崎市境平塚の利根川河川敷に行きました。この付近でケアシノスリとノハラツグミの情報があったからです。詳細は分かりませんのでいつものように着いたら聞き込みです。快晴ですが風が強くちょっと不安に。付近の平塚公園の駐車場に車を止めて、河川敷に向かうとすぐにバーダーさんの姿が。最初にお話を聞いた方は「この付近はノハラツグミポイントだが今日は出てきていない。ケアシノスリはもっと下流の方では?」との事。しばらく移動し次のバーダーさんにお聞きすると「私たちはハイイロチュウヒ待ちだが今日は早朝に1回出たきり出てこない。この付近はコミミズクも出るが今日は風が強いからだめだろう。ケアシノスリはもっと下流の方」との事。  斜面の菜の花がきれいです。 チョウゲンボウが出迎えてくれました。 どんどん下流に進んで太田市に入ります。次の方は「ハイイロチュウヒ待ち。ケアシノスリはそのうち出てくるよ。もっと下流の方。」どうもこのあたりのバーダーさんの多くはもうケアシノスリは十分撮っていて、ハイチュウをメインにしているようです。 しばらく河川敷を観察していると。 河川敷の枯れた草藪の中から白っぽい猛禽が飛び出てきました。ケアシノスリです。この付近の草藪の中で休み、時折飛び立つようです。 何度か出たり入ったりを繰り返しますが、時にはすぐ近くを飛んだり、ホバリングしたりしてくれました。 短い時間でしたがかなり近くを飛んでくれ、あっという間に1,000枚以上もシャッターを押してしまいました。地元のバーダーさんたちがケアシノスリをスルーしているのも理解できます。帰り際に上空高く、トビとバトルしている姿が見えましたが、その姿も遠くに消えて行きます。 ここではチュウヒやコミミズクも見れるようですから、また来てみたいポイントの一つとなりました。 ケアシノスリ

2024年3月8・9日 長野県茅野市(蓼科)

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 長野県1泊旅行の宿泊地は蓼科の東急リゾートです。このエリアには野鳥が部屋から観察できるペンションなどもあり、ちょっと期待できます。(宿泊先はここではありません) 上記のペンションではハギマシコが4月上旬まで見られるとの情報もあり、近辺で見らえるのではないかと思っていましたが、そう簡単には行きませんでした。十分広いであろう道路も両脇に除雪された雪が壁のように続き、車はすれ違えないだろうという状況でした。また、朝は食事前に探鳥と思っていましたが雪のため思うようにいかず(行くには行きましたが)帰路につきました。 ではこのエリアで出会えた鳥たちをご紹介します。 林の中を続く道路からは主にカラ類(シジュウカラ・ヒガラ・コガラ)が目に付きます。カラマツの種を採食しているようです。そしてニホンジカの姿が目に入ります。このエリアはリゾート地ですから狩猟もなく安心しているようで、車の近くを歩いていたりします。 道路のやや広くなった場所に車を止めて付近を歩いてみました。 ヒガラです。沢山いるのですが、動きが早く撮るのは大変。 続いてコガラ。 よく似た鳥ですがのどの模様が違います。 カラ類を観察していると木の上の方で黄色い鳥が! マヒワです。それほど珍しい鳥ではないのですが、今まで出会いもほとんどなく、撮影できたのも一回しかありませんでしたから、私にすれば珍鳥です。しかし木の高いところから降りてきませんし、枝がかぶってうまく撮れない・・・ カメラを持ちながら見上げ続けるのも限界・・・ 黄色がオス、淡い色で縞があるのがメスです。 見たかったハギマシコや、ちょっと期待したアカゲラ・アオゲラ・イカルなどには会う事ができませんでしたが、マヒワに会えたのは良かったです。 ホテル前の庭?も散策します。庭とは言え、除雪してあるのはほんのわずか。長靴で新雪の中を強行突破します。 ここでも目に付くのはカケス。 奥にはちょっとした池があります。 マガモ・オカヨシガモ・ヒドリガモとともに、カワアイサが2番。オスは立派な夏羽です。 オスが追いかけ合う様な行動や、羽をばたつかせる繁殖行動?が見られます。 日も傾きかけ、翌朝は雪と撮影には不向きで、画像は今一つでしたが、カワイサの夏羽は出会える機会が少なかったので、貴重な出会いでした。 庭の見えるレストランで、餌台にやってくるシジュウカラや、木々や雪の上を走り回る