2024年12月13日 宮城県南三陸町 (志津川湾)

 今回はガン類を見るために宮城県に遠征です。目的地の一つは志津川湾。ここはコクガンの飛来地として知られています。もう一つは伊豆沼。マガンの飛来地として有名です。
まずは、志津川湾(南三陸町)に向かいます。AM00:30発の強行で、現地には06:30頃着。

コクガンの観察ポイントの一つ、湾奥の南西側(折立漁港)周辺から見てみました。

ヒドリガモ・マガモ・オナガガモの他、ウミアイサ・ホオジロガモ・コクガンが確認できます。コクガンやホオジロガモは撮りたい鳥ですが、どちらも神経質で人影を見るとすぐに飛び立ってしまいますので、基本的に車の中からの観察としました。しかし、早朝の薄明り+逆光で撮影は難しい・・・ (早朝の雰囲気ということで・・・・)




ホオジロガモ達はいつのまにかいなくなってしまいましたので、海のビジターセンター方面に向かいます。途中で立ち寄った波伝谷漁港では、ハジロカイツブリ。


海のビジターセンター前もコクガンの観察ポイントのひとつなのですが、目の前の海岸にはヒドリガモ数羽程度、遠く沖合には多くのコクガンとオオバンの姿が確認できます。


海のビジターセンター横の坂本漁港ではミミカイツブリ? 出会える機会が少ないのでラッキーかな?


左側の海岸に多くの水鳥が集まっている場所を見つけそちらに移動。

海のビジターセンターからは500mほどの場所です。小さな川が流れこんでいる場所で、真水を求めてかセグロカモメ・オオバン・ヒドリガモそしてコクガンが集まっているようです。

この付近は、海岸を見るには高い防潮堤を超えるか、漁港から見るしかありません。

防潮堤を登り、最上部の通路を伏せて(匍匐前進で)手摺まで移動してみましたが、あっというまに鳥たちは飛び去ってしまい、オオバンとヒドリガモだけになってしまいました。
しかたないので、左側の防波堤から沖合のコクガンを観察することに。こちらも低姿勢で先端まで移動し、しばらく座って観察してみました。

50mほど先ですが、オオバンが潜って取ったアマモなどをコクガンが奪い取る様子などを観察できました。



30分ほど観察して、先ほどの浜を見ると、コクガン達が少しづつ集まってきていましたので再チャレンジ。堤防の付け根からは隠れて観察できるのですが、逆光。 やはり防潮堤の上に移動するしかありません。

今度はかなり回り込んで少しづつ近寄ってみました。今回は成功。



充分撮れたので、鳥たちを刺激しないように退散。海のビジターセンターも開館時刻を過ぎましたので、情報収集も兼ねて立ち寄ってみました。

職員の方からは

①コクガンは近年増加傾向。見れなくなる時間帯もあるので、必ず見れるとは限らない。

②ホオジロガモは良くわからない。

③ウミスズメ類は湾内にはいると思うが岸には寄らないので船。

④オオワシは2羽ほど入る。昨日石巻市北上地区で確認した。

との事で、オオワシ求めて北上へ。教えて頂いた場所はオオハクチョウがいる田んぼ付近との事ですぐに分かりました。



しかしオオワシは見当たらず。近くの川のビジターセンターの方に話を伺うと、「今年はまだ見ていない。いるならこの周辺だが、北上川の反対岸の方かも。」との事でした。オオワシがいればバーダーもいるだろうなんて、単純に思っていましたが、今回はあきらめ、志津川湾に戻ります。

漁港をいくつか見ながら移動し、津の宮漁港の船揚げ場でコクガンを発見。近くで数羽のコクガンを観察することができました。


再び折立漁港付近でホオジロガモを探しましたが、逆光で早々に退散、志津川漁港に向かいました。



志津川漁港では、ハジロカイツブリ・ウミアイサ・スズガモなどが見られましたが、鳥は少なく、登米市に移動することにしました。

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