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8月, 2024の投稿を表示しています

2024年8月28日 神奈川県大磯町(照ヶ崎海岸)

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 神奈川県大磯町の照ヶ崎海岸は「アオバト集団飛来地」として神奈川県の天然記念物に指定されています。5~11月に海水を飲むために山から集団でやってきます。 今回は箱根旅行の最初の目的地として訪問。現地到着はAM6時頃です。全国的に荒天予報で、雨雲レーダーを見ながらの観察になりました。 現地ではバーダーさんが4・5名。お話を聞いてみると皆さんの目的は「アオバトを狙ってやってくるハヤブサ」のようです。地元の方はアオバトは十分撮影されているんでしょうね・・・ アオバトが来るのは、①晴れた日の朝、②晴れが続くと飛来数が増える、③磯遊びの人が岩場にいると来ない・・・ 今日の好条件は③だけです。 待つこと30分。 アオバトの群れがやってきてくれました。(暗い・・・) 山側からやってきますが、すぐには岩場に降りず、旋回して戻ってしまうこともあります。 降りてから海水を飲む時間は思ったより短く、あわただしく飛び去って行きます。10~15分間隔程度でやってきましたが、7:30頃に1羽のハヤブサが出現!  すぐに飛び去りましたが、これではアオバトの飛来は期待できないかも・・・  すぐそばにウミネコの幼鳥がやってきました。羽がケガしているようで飛べなそうです。 人の近くが安全と察しているのか、ずっと近くにたたずんでいました。 しかししばらくすると、20~30羽ほどの大きな群れが飛来してきました。 1回目のハヤブサ出現から30分程経過して、再度ハヤブサが! 一瞬の襲撃で、1羽のアオバトを海上に落としたようで、回収しようと何度か旋回ししはじめました。 ちょっと一休み? 回収失敗! これも失敗 10分程このような状況が続き、ようやく回収成功。 飛び去って行きました。 ハヤブサが去ってしばらくすると、アオバトたちの飛来頻度が上がり、また岩場での滞在時間も長くなりました。 アオバトの飛来は断片的に続いていましたが、9時近くになり少し小雨が降り出しましたので、終了。 3時間ほどの滞在でしたが、充実した時間を過ごせました。 アオバト ハヤブサ

2024年8月19日 千葉県香取市・茨城県稲敷市・千葉県印西市(北印旛沼)

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 クロハラアジサシとハジロクロハラアジサシが利根川周辺で観察されているとの情報を頂きました。台風接近もありすぐには行けずにいましたが、早くしないと渡りがはじまってしまうとの思いで強行しました。 集めた情報では、香取市(与田浦周辺)・稲敷市(浮島?)・北印旛沼(北側)がありましたので、この順番で探してみました。 香取市の与田浦周辺AM6:30頃到着 行ってすぐにあきらめモードです。サギ類は多くみられましたがアジサシの姿は見られません。 ゴイサギの幼鳥(ホシゴイ)とアマサギのみが収穫です。 一通り探鳥し、すぐに稲敷市に移動。移動時間は約30分です。 ここでは、オオハシシギがいるとの情報もありますし蓮田周りを探してみました。が・・・アジサシもシギ類も見当たりません。 妙岐ノ鼻では、オオセッカが盛んに鳴いていますが、姿は一瞬のみで、撮影不可。 続いて浮島の蓮田周辺を探します。ハスの収穫が終わった蓮田を探しますが多くの蓮田が収穫前で、ポイントは少ない状況。 一番奥の収穫後の蓮田で、エリマキシギ4羽とクサシギ1羽を発見。 数羽のイカルチドリ?が上を通り過ぎていきます。 甘田干拓ではコジュリンの姿が。生息域が限られますので、貴重な観察場所です。8月下旬でもコジュリンとオオセッカの繁殖行動は続いているようです。 コジュリン(夏羽) コジュリン(冬羽に移行中) 再度浮島周辺を探すも、断念。無人販売の100円レンコンが購入出来てラッキーでした。 アジサシ類は稲敷でも見られそうにないので、北印旛沼へ移動。車で1時間弱の距離です。 ポイントと思われる北印旛沼の北側で数名のバーダーさんに遭遇。クロハラアジサシ狙いのようです。話を伺うと「距離は遠く30分に1回通り過ぎる程度」との事。 クロハラアジサシ クロハラアジサシ ハジロクロハラアジサシ しばらく粘りましたが、状況から、どこかで休憩している場所があるのではないかと考え、北印旛沼を時計回りに一周してみました。しかしアジサシ類の姿は見つかれません。ほぼ一周し「ペリカンのいる波止場?」付近で双眼鏡で探してみると、どうやらアジサシ達は北側の面(最初の観察地よりも西側で飛翔しているようです。付近へ移動して観察してみると、湖上の竹竿や水面上の漁網を休憩場所にしている姿が見えました。コアジサシ・アジサシ?・クロハラアジサシ・ハジロクロハラアジサシの20

2024年8月17日 千葉県鴨川市・南房総市・館山市

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 前日の台風一過で、またまたレア鳥探しです。今回は鴨川市から館山市の海岸沿いに探鳥してみました。 結果はほぼ惨敗・・・ ウミネコ・カワウ・アオサギ・シラサギ類以外が観察できた場所は・・・ 鴨川市 江見漁港と江見海水浴場の間の浜 1羽のオオメダイチドリとキョウジョシギ数羽 南房総市 長尾川河口 カワセミ(3羽確認)、キアシシギ、イソシギ、クロサギ 館山市 洲崎沖 かなり遠く(肉眼で認識不可、双眼鏡で何とか)おそらくオオミズナギドリの群れ 館山市 北条海岸の平久里川河口でウミネコのやや大きな群れが休息+水浴び  ブログに上げるか悩みましたが、オオメダイチドリはレア物なので・・・ オオメダイチドリ キョウジョシギ

2024年8月12日 千葉県 九十九里町(片貝漁港)

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 沖合を台風が通過したので、変わり者の海鳥(トウゾクカモメ類等)を期待して外房の港巡りをしてみました。 真亀川河口・片貝漁港・飯岡漁港・銚子港・外側漁港・銚子マリーナ・大原漁港と回りましたが、お目当ての変わり者には出会えませんでした。 今回成果があったのは片貝漁港(片貝海岸)でした。湿地帯の消失から鳥はめっきり少なくなってしまいましたが、それでも他と比べると少しは期待できます。 行ってみると昔湿地帯のように淡水が溜まっていた付近に、海水が入り込んでいました。 そして、珍しくバーダーさんが数名。 ここで出会えたのは、コアジサシの親子とソリハシシギの2種。 コアジサシは幼鳥が4羽。 幼鳥には確認できた3羽には足環が付けられていました。 こちらの親鳥は嘴や足の色が黒くなってきています。冬羽になってきているようです。 幼鳥たちも、このぐらい成長すると短距離の飛翔はできるようです。 千葉県内のコアジサシの繁殖は、大網白里市が大群で繁殖活動を始めるも途中で放棄され壊滅、千葉市の検見川浜も今年は繁殖の飛来がなかったようで、極少数ですが繁殖が進んだのは良かったとは思います・・・ そして、この水溜まりにはソリハシシギも。 観察開始時は2羽でしたが、後から2羽くわわり4羽に。 続いて片貝港南堤方面へ 片貝港南新堤防北側の砂浜にはウミネコ以外の鳥は見当たらず、南堤の消波ブロック上で、キョウジョシギを発見。 1羽のダイゼンが北方面から飛んできて、堤防上に降りましたが、写真無。(とてもアップできるものではないので・・・) 堤防上ではキアシシギの姿も見られました。 漁港の中も、ウミネコとカワウがちらほら見える程度。 かなり年季の入ったアカウミガメがのんびりと泳いでいました。 コアジサシ ソリハシシギ キョウジョシギ