2024年8月12日 千葉県 九十九里町(片貝漁港)

 沖合を台風が通過したので、変わり者の海鳥(トウゾクカモメ類等)を期待して外房の港巡りをしてみました。

真亀川河口・片貝漁港・飯岡漁港・銚子港・外側漁港・銚子マリーナ・大原漁港と回りましたが、お目当ての変わり者には出会えませんでした。

今回成果があったのは片貝漁港(片貝海岸)でした。湿地帯の消失から鳥はめっきり少なくなってしまいましたが、それでも他と比べると少しは期待できます。

行ってみると昔湿地帯のように淡水が溜まっていた付近に、海水が入り込んでいました。


そして、珍しくバーダーさんが数名。

ここで出会えたのは、コアジサシの親子とソリハシシギの2種。
コアジサシは幼鳥が4羽。



幼鳥には確認できた3羽には足環が付けられていました。



こちらの親鳥は嘴や足の色が黒くなってきています。冬羽になってきているようです。


幼鳥たちも、このぐらい成長すると短距離の飛翔はできるようです。
千葉県内のコアジサシの繁殖は、大網白里市が大群で繁殖活動を始めるも途中で放棄され壊滅、千葉市の検見川浜も今年は繁殖の飛来がなかったようで、極少数ですが繁殖が進んだのは良かったとは思います・・・

そして、この水溜まりにはソリハシシギも。 観察開始時は2羽でしたが、後から2羽くわわり4羽に。



続いて片貝港南堤方面へ
片貝港南新堤防北側の砂浜にはウミネコ以外の鳥は見当たらず、南堤の消波ブロック上で、キョウジョシギを発見。


1羽のダイゼンが北方面から飛んできて、堤防上に降りましたが、写真無。(とてもアップできるものではないので・・・)
堤防上ではキアシシギの姿も見られました。
漁港の中も、ウミネコとカワウがちらほら見える程度。


かなり年季の入ったアカウミガメがのんびりと泳いでいました。

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