2024年8月2日 静岡県 焼津市

 焼津市の田んぼにブロンズトキが来ている情報は7月上旬に聞きましたが、おいそれとは行けずにいました。今回、山梨県のホテルが取れたので時間があれば行ってみようと考えていました。

8月1日・2日とブッポソウとコルリを目当てに(ちょっと時期が遅いのは承知で)探鳥しましたが、不振に終わり、焼津市に行ってみることに。折からの猛暑で歩くのは大変なので、田んぼの探鳥なら車からできるとの浅はかな考えです。

ブロンズトキはオーストラリア等に棲息していますが、数年前には数羽が石垣島に現れ話題となりました。本州では極めて珍しい事で、当初は多くのバーダーで地元とのトラブルもあったと聞いていますが、最近は情報がなくなっているのでいる可能性は低いとは思っていました。裾野市から2時間ほどで、昼過ぎに目的地付近に到着。ブロンズトキはコサギやアマサギの群れに混ざっているとの情報ですので、これらの群れを探してみました。

コサギやチュウダイサギ、アマサギたちは何か所かで確認できますが、ブロンズトキは見つけられません。


いれば、必ずバーダーさんもいるはず!と思っていましたがこちらも皆無。
田んぼ巡りをしていていると、5羽ほどのケリに出会いました。

ケリはあまり水に入らないイメージなのですが・・・


気持ちよさそうです。



かなり探しましたが、いったんここは休止し、焼津港周辺を見に行きました。が、こちらは鳥っけほぼなし。遠くに数羽のウミネコが見れる程度でした。
もう一度ブロンズトキのポイントへもどります。
田んぼを見回っていると・・・ んん なんだこの鳥は・・・ 4羽の白い大型の鳥が採食中。
コウノトリです!! こんなところで出会えるなんて! コウノトリは特別天然記念物に指定されていて、現在個体数が増えているとはいえ、国内には400羽程度しかいないはずです。
兵庫県や渡良瀬遊水地などに行けば確実に見れる鳥ではありますが・・・






しばらく見ていると、飛び立ち、少し離れた田んぼに移動しました。




近くを飛んで行く姿は圧巻です。


この個体は足環が黒で「J0713」と分かります。調べると、今年の4月に兵庫県で孵化した個体のようです。
両親の足環はどちらも色付きでした。今回見られた4羽は皆、黒でしたので、一緒にいるのは親鳥ではありません。
ブロンズトキには会えませんでしたが、コウノトリに出会え、遠征した甲斐がありました。
採食中のコウノトリを後にして、もう一度周辺探索をして帰ることとしました。
上空を1羽の猛禽が・・・ ハヤブサの若鳥のようです。


しばらく観察させてくれました。


コメント

このブログの人気の投稿

2024年4月14・15日 山梨県山中湖村 大洞の水場

2024年2月10日 さいたま市秋ヶ瀬公園・三郷市江戸川河川敷

2024年5月20日 千葉県 木更津市