2024年4月7日 千葉県 旭市 銚子市 銚子沖

 3月上旬から銚子のドルフィンウォッチング船に乗船しての探鳥を計画していたのですが、悪天候が続きのびのびになっていました。ようやく順延していた予約日に出航がきまり、銚子へと出かけました。出航が13:00でしたので、時間調整に飯岡漁港、外川漁港、銚子漁港を見てまわりました。

飯岡漁港では港内にカンムリカイツブリとクロガモが1羽づつ。港の西側テトラポットのそばではクロガモの10羽程の群れが見られました。クロガモはたいていメス1羽にオスが10羽程でいます。沖合にいる事の多い鳥ですが、この日はかなりテトラポットの近くで行動していました。

夏羽のカンムリカイツブリ

クロガモの群れ 左から3羽目がメス、他は全てオス 概ねこのぐらいが1グループ

続いて、外川漁港。千騎ケ岩付近の港内ではまたまたクロガモの群れが。2群いましたがどちらも睡眠中。2羽のアカエリカイツブリがやや離れて浮いていましたが、1羽が大きな魚をゲット! もう1羽が近づき慌てて移動していました。

漁協横の堤防では岩若干居残りしているカモメたちを観察していると、近くをアカエリカイツブリが通って行きます。かなり夏羽になっていてきれいです。

続いて銚子漁港でカモメたちを探すことに。(今年も来ていたヒメカモメに会えればと淡い期待・・・発見できず。)銚子漁協前(銚子外港)でなにげなく港内を見ていると・・・スナメリが! 数頭いるでしょうか?時折背中が見えます。


付近の堤防では多くのウミネコたちの中に1羽のミツユビカモメを発見!しばらくするとウミネコの若鳥が前に立ちはだかり見えなくなってしまいました。

港内の岸壁近くではヒメウの姿も。

外川漁港西側の銚子マリーナにもどり、いよいよドルフィンウォッチング船に乗船します。受付をすませ「フリーッパー号」に乗り込みます。天気は曇り、やや海上はうねりがある・・・案の定出航後しばらくして船酔い者続出。イルカは出港後しばらくしてスナメリ(1頭?)を横目に沖へと進めますが、結局目的だったカマイルカには出会えず帰港。

鳥は・・・というと。激しい揺れで撮影はかなり厳しい! 出航から帰港迄ずっと観察できたのはオオミズナギドリです。時には近くを飛んでくれました。

時折波間に浮いている鳥が観察できます。ヒメウの他に数種。良く分からないので取り合えず写真を撮ります。(まあ撮れない事!激しい揺れでフレームアウト+ピンボケ+ブレ!)

後から鳥の師匠に見て頂いた結果次のようになりました。

①カンムリウミスズメ(かなり希少な天然記念物+絶滅危惧種 日本近海のみに生息し個体委数は6,000羽ほど との事)すごい鳥に出会っていました。一応写真(証拠写真としてもひどい)

②ケイマフリ(ほぼ夏羽)

③ハイイロヒレアシシギ 群れでいました。船の前方で浮いており、驚いて飛び立ちました。 こちらもあまり見る事の出来ない鳥です。



④トウゾクカモメ(淡色型) 海で見るとオオミズナギドリと見間違えてしまいます。

乗船中は必至で撮影するのみでしたが、後から初見初撮りがかなりあったものだと・・・ これは必ずリベンジしなければなりません!

夕方5時頃の帰港でしたが、再度夕暮れ迄銚子漁港でカモメ類を探しました。

かなり夏羽になってきているユリカモメや、昼間は沖にいたスズガモたちが港内岸近くに寄ってきているのを観察し帰路につきました。





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