2024年4月21日 千葉県 南房総市 白間津漁港

 ケイマフリがいるかも?との情報で、早朝から見に行きました。到着後港内を見回り、最初に見つけたのが、オオハム1羽とシロエリオオハム1羽。一緒に行動しており、3月に乙浜漁港で観察した個体と思われます。(もう1羽の油の付いたシロエリオオハムは見あたりません。)

シロエリオオハムは夏羽に移行中です。オオハムの方はまだ冬羽です。

手前がシロエリオオハム、奥はオオハム。

2羽ともに現場についた早朝には漁港内の一番奥で羽繕いをしていましたが、しばらくすると漁港の出口付近や、もっと沖合で餌の魚を探しているようでした。この2種に再会できたのはかなりの収穫です。1ヶ月前に見たのは2km程離れた乙浜漁港でしたし、オオハムとシロエリオオハムのペアですから、同じ個体が居ついているのでしょう。もうしばらく居てくれて、完全な夏羽を見せてくれたら・・・とちょっと期待。

さて、ケイマフリは・・・ 水面をくまなく探し、少し沖合も見まわしましたが見つかりません。しばらくすると、妻が「いたいた」と。なんとその場所は漁港入り口付近の陸上。岩場の奥の岸壁横でした。うずくまっています。ケイマフリのような水鳥が繁殖以外で陸に上がる事はまずありませんので、これは普通ではないと感じました。しかも人から見えるすぐ下です。


しばらく様子を観察する事に。簡易イスを準備して長期戦覚悟です。
見ていると、立ち上がりよたよたと歩き出しました。
すこし下に転がるように降りて、水たまりの水を飲み始めました。そしてまたしばらくしゃがみ込みます。時折羽ばたく姿も。

羽艶は悪くなさそうですし、排便も見られました。(餌を食べている?) 水飲みもすれば、時折羽ばたく・・・ どうみても通常ではありませんが、保護するのは躊躇されます。
野鳥は原則「見守る」ですから、後ろ髪を引かれる思いで、場を離れました。(10時頃ですが、他のバーダーさんも少しづつ増えてきましたので後を託す思いでした。)

※その後(この日の午後)バーダーさん情報で、この個体がカラス?に襲われたようで、死亡しているところが見つかりました。複雑な心境です・・・

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