2024年1月27日 千葉県東庄町・茨城県神栖市

利根川下流流域にクロヅル・マナヅル(幼鳥)現るとの情報を頂きました。なかなか予定が組めず、10日も経過してしまいましたが、会えればラッキーとの思いで出発。今回は鳥の師匠も同行してくれましたので百人力です。
情報を元に利根川の中州?の田んぼに行きましたが、10人ほどのバーダーが待機しているもののツルは見られず、お一人に情報収集したところ、千葉県側かも?とのお話で、移動。しかし、見つける事は出来ません。ちょっと時間をおこうという事で、第二目的の夏目の堰近くの田んぼで採食中のコハクチョウの群れからコハクチョウ以外のガン類を探すことにしました。

広大な田園の中に数台の車と人の影+白い塊が・・・



コハクチョウの群れです。500羽? もっといるかな?
この中からコハクチョウ以外の鳥を探します。
すぐに目についたのが「マガン」です。体色から若鳥のようです。1羽だけです。
続いて、師匠発見のハクチョウ。こちらは「アメリカコハクチョウ」です。コハクチョウの群れに混ざる事が多い鳥です。こちらも1羽だったのでしょうか?一度見失ってからはもう探せません。
奥の方で小さなハクチョウ? 「ハクガン」です。今回目的の一種! 成鳥のようです。千葉県ではかなりレア。中央の1羽です。こちらも1羽だけ。

土手に移動した「ハクガン」の横に現れたのは「シジュウカラガン」! 日本では絶滅の危機から復活しつつありますが、千葉県ではかなりレア。貴重なツーショットです。

こちらも奥の方で見られた「ヒシクイ」2羽です。
「コハクチョウ」の写真も1枚。

さて、一通り観察できたのでツルを求めて、再び茨城県側に移動しました。
中州の一本道を移動しながら探しますが、姿は見られず。(バーダーも見られず)
途中で数羽の「チュウヒ」を発見し、車を止めて撮影していると・・・
ハヤブサです。しばらく飛び回ってくれました。黒っぽい? 「オオハヤブサ」の若鳥のようにも見えますが、後から専門家に伺ったところ「交雑種の可能性有り」とのこと。ちょっとがっかり。
チュウヒは数羽で乱舞?するような行動も見られました。なかなか撮影できずにいたチュウヒも何となく撮れました。

そんなこんなで昼過ぎとなり、今日は打ち止め。帰りにちょっと千葉県側を見て行こうという事になり、向かった先で、数台の車が田んぼのわき道に止まっているのを発見!ゆっくり近づいてみると、いました! 遠いですが3羽のツルが!
クロヅル(成鳥2羽)+マナヅル(幼鳥1羽)です。
クロヅルはかなりの珍鳥。マナヅルは越冬地の鹿児島県出水平野以外で見る機会はほぼありません。遠かったのと、昼からの高温・微風によるかげろうの影響で写真はかなり厳しいですが、なんとか撮影できました。
しばらくして、3羽で茨城県方面に飛び立って行きました。

写真撮影は腕の無さから今一つでしたが、目的の鳥を全て制覇できた充実の1日となりました。




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